旅行ガイド「地球の歩き方」の兵庫版が8月に初めて発行されることになった。発行に先立ってアンケート=QRコード=を実施し、県民や全国の人たちから意見や体験談を募っている。締め切りは19日。
地球の歩き方の国内シリーズは2020年に発行された東京版を皮切りに20タイトルを超える。今年開催される大阪・関西万博の影響で兵庫県にも注目が集まり、より深く知ってもらえる機会になるということから発行が決まった。
発行元の株式会社地球の歩き方の担当者によると、国内シリーズについては発売後数カ月間、約9割が地元で売れるという。担当者は「自分が住んでいる地域に意外な宝物があることに気づき、兵庫県の方にも地元を誇りに思ってもらえるきっかけになれば」と話している。
兵庫版は約450ページになる予定。全41市町を網羅し、文化や歴史なども含めて魅力をとことん深掘りした「兵庫県の旅事典」を目指すという。
アンケートでは、表紙を飾るイラストになる風景、おすすめスポット、グルメ、ご当地あるあるネタなどを募集している。県民に限らず、県に興味や関心がある人なら誰でも書き込むことができる。